建築基準法とはどういう法律か【建築基準法の基本】

建築基準法とはどういう法律か【建築基準法の基本】

建築基準法は、名前の通り建築物に関する法律です。

ただ、建築物だけではなく、次のような工作物についても規定されています。

  • 煙突
  • 鉄筋コンクリート造の柱、鉄柱、木柱
  • 広告塔、装飾塔、記念塔
  • 高架水槽、サイロ、物見塔
  • 擁壁
  • 観光用の乗用エレベーター・エスカレーター
  • 遊戯施設

結構、幅が広い法律なんですよね。

さらに、頻繁に改正があって、どんどん複雑怪奇になる法律です。

これから一級建築士試験や建築基準適合判定資格者検定を受ける人が可哀そうになりますね。

さて、この法律の目的は何か。それは、第1条に規定されています。

第1条(目的)
 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。

見てわかるとおり、建築基準法は「最低の基準」なんですね。

ですから、この法律を守っているからと言って安全・安心かというと、実はそうでもないんですよね。

一方で、実態としては、この法律がスタンダードになってしまっていますが…